出産クリニックでの検査、何気ない入院生活、そして突然の電話。
「先天性サイトメガロウイルス感染症」と診断されてからの日々を、母の目線から綴ります。夫の視点とはまた違う、私の心の揺れを記録として残しておきたくて。
1. 「またお金か…」なんて思っていた無邪気な退院時
クリニックで導入されたサイトメガロの検査。正直、費用を聞いたときは「また出費かぁ」なんて呑気に考えていました。上の子たちの時も問題なかったし、今回の新生児聴覚スクリーニングもパス。何の不安もなく、当たり前の日常が続くと思っていたんです。
2. 蘇る「嫌な予感」と検索地獄の入り口
退院直後の突然の電話。「サイトメガロの検査が陽性でした」。
妊娠糖尿病を告知された時の着信音が脳裏をよぎり、胸が締め付けられる感覚。そこからは、検索しては絶望し、何もできない自分にもどかしさを感じる「検索地獄」の始まりでした。
3. 薬剤師として、母として「サイトメガロウイルス」を解説
【解説】先天性サイトメガロウイルス感染症とは?
妊娠中に母親がサイトメガロウイルスに初感染し、胎児に感染することで起こります。
胎児への移行確率は約30〜40%、そのうち症状が出るのは10〜15%程度と言われています。しかし、いくら統計上の確率が低くても、自分の子が陽性であれば、それは親にとって「100%」の現実ですよね。
4. 心をえぐられる検査の日々
大きな病院でのMRI、眼球や耳の検査。生まれて間もない我が子が泣き叫ぶ姿を抱きしめることしかできないあの時間は、今思い出しても心をえぐられるようです。結果、診断されたのは「軽度難聴」。
5. 夫の言葉に救われて
「もし難聴が進んでも、発達に遅れが出ても、この子が自立できる道を一緒に探そう」。
上の子たちと比べては落ち込む日々の中で、夫のこの言葉は私の光になりました。稼げる術を身につけさせる。それが私たちが選んだ、この子への最大の愛情だと今は思っています。
結び
笑っているこの子に会いたい。その願いさえあれば、きっと大丈夫。
まだまだ泣いたり悩んだりするけれど、同じ悩みを持つ誰かへ、そして未来の我が子へ。この記録が、少しでも誰かの心を軽くできますように。



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